任意売却をお考えの方で、価格設定について疑問をお持ちの方はおられませんか。
どのように誰が価格の決定を行うのか、なかなかイメージが湧きづらいですよね。
そこで今回は、任意売却の価格決定は誰がどのように行っているのか詳しく解説します。
また、任意売却の注意点もご紹介するのでぜひ活用して下さいね。
□任意売却の価格決定の流れについて
不動産会社が任意売却をする人と協議を重ねて価格の決定を行います。
法律上、勝手に業者の判断で価格が決められてしまうということはありません。
協議を行うとはいえ、最終的な決定権は売却者にあります。
ここで知っておきたいのは、一般の売却よりも任意売却の方が低価格になってしまうという点です。
通常であればリフォームを完了させて高額で売ることも可能ですが、任意売却の場合は現状のままの売却となってしまうからです。
そのため、売却者に価格決定権があるとはいえ、無理な価格設定をしないように注意しましょう。
やはり不動産会社の方との協議を重ね、適正な価格設定を行ってから話を進めることをおすすめします。
□任意売却を行う上で知っておきたい注意点
次に注意点についてご紹介します。
1つ目に、競売に比べて手間や時間が必要であるという点です。
会社選びから売却までには約3か月かかります。
競売であれば何もしなくても良いので少し負担に感じてしまう方もいらっしゃるかもしれません。
ただ、基本的に売却は不動産会社に任せる形になるため、信頼できる会社さえ選べれば、安心して進められます。
2つ目に、連帯保証人や金融機関からの同意が無ければ売却できないという点です。
合意をスムーズに得るためにも、なるべく速やかに相談をすることが重要です。
迅速な行動を心掛けておくと安心ですね。
3つ目に、一定期間クレジットカードを利用できなかったり、ローンを新たに組めなくなったりするという点です。
これは、任意売却前のローンの滞納によりブラックリストに載ってしまうからです。
そのため、一定期間は制限を受けることになります。
4つ目に、必ずしも住宅ローンが完済されるわけではないという点です。
最終的に手元に入ってくる値段がローンの残額を下回っていた場合は完済されないことになります。
事前の話し合いなどで、売却後の返済方法についても決めていきましょう。
□まとめ
今回は任意売却の価格は誰が決めているのかということと、注意点についてご紹介しました。
これらの情報を参考にすることで、安心して任意売却を利用してください。