任意売却事例 離婚に関する住宅ローン 倉敷市

有限会社大クラ不動産の平賀です。任意売却の事例をご紹介します。

債権者:都銀

地域:岡山県倉敷市

本件のスタートはご夫婦からの相談ではなく奥様のお母さまからのご相談でした。

以前にこのお母さまのご実家の田んぼの売買のお世話をしたことのご縁からお話をいただいた次第です。

「お恥ずかしい話なんですがこの度娘が離婚することになりました。ついてはこの子達の家の処分をお願いしたいのですが、無理をして建てたのでとても家を売っただけではローンの完済は無理だと思っています。こんな話は大クラさんにしかできないけれど、娘だけは破産させたくない。(亭主はどうなってもいい)何かいい知恵はないか」とのことでした。

「非常に難しいお話ではあります。ただ、一つだけ方法があるとすれば金融機関に対して、免責的債務引き受けというものがありますので、それを話し合ってみたらどうでしょうか?まだローンは遅れずに払っていますか?」

「ローンは遅れていないみたいです。」

「遅れがないうちに銀行に相談に行ってみてください。あともう一つ旦那さんの収入は家を建てた時と上がっていますか?下がっていますか?」

「なんでも前より給料は上がっているみたいです。給料が上がってお小遣いが増えたから遊びが増えてこんなことになったみたい。」

「離婚は残念ですが、上がっているなら可能性は高いと思います。早速相談してください。」

「すぐやってみます。もう一回その難しい用語を教えてください。」

「免責的債務引き受けです。」

かくしてローンの遅れがないこと。収入が上がっていないことでなんと本当に債務者はご主人だけとなった。(娘さんは住宅ローンからまぬがれました)

ただその後売却の引き受けをさせてはもらいましたが、ローン残高3800万円にたいし、売却できた金額は2600万円でした。最終的にご主人は法的手続きへと移行した任意売却の事例です。