任意売却をご検討中の方で、明け渡しの時期について疑問を持っておられる方はいらっしゃいませんか。
売却を行う際、いつまで住めるのか気になりますし、知っておく必要がありますよね。
そこで今回は、具体的な明け渡しのタイミングと、任意売却をスムーズに行うコツについて解説します。
□任意売却の明け渡しのタイミングはいつ?
細かいタイミングや日程は購入者との話し合いで決められますが、原則、できるだけ早く渡すようにしましょう。
任意売却は購入者にとって不利な場合が多いため、速やかに渡さなければ契約を取り消されてしまう可能性があります。
後悔しないためにも、できるだけ時間をかけないようにしましょう。
とはいっても、実際に任意売却を進める際、売却が決まるまでには時間がかかります。
任意売却を行うことが決まってから、実際の売却活動までは約3か月かかります。
この期間に、すぐに明け渡すための準備を済ませるようにしておくと安心ですね。
□任意売却をスムーズに進めるためには
次に任意売却を効率よくスムーズに進めるためのコツについてご紹介します。
1.売却できる期間を確認しておく
期限の利益喪失の予告書が届いたら任意売却ができるようになりますが、競売までの期限は2か月間程度です。
2か月経つと自動的に競売にかけられてしまいます。
そして競売がスタートしてから4か月経ってしまうと、任意売却はできなくなってしまいます。
事前に期限を把握しておきましょう。
2.専門として任意売却を扱っている不動産会社で手続きを行う
任意売却を専門領域として扱っている会社を探しましょう。
見分けるポイントとしては、実績の確認や専門家との連携の有無などです。
1.実績の確認
実績が多いと過去の経験や蓄積から提案を行ってくれるので、スムーズに進められるでしょう。
一般的な物件売却と任意売却には異なる点もあるため、ただ不動産会社を探すのではなく、任意売却の実績が多い会社を選ぶことをおすすめします。
2.専門家との連携があるかどうか
任意売却には、司法書士や弁護士などの専門家による法律の知識が必要です。
不動産会社だけで進めていくことはできません。
そこで、会社がしっかりと専門家と連携しているかを確認することが、スムーズに進めるための大事なポイントになります。
□まとめ
今回は任意売却を明け渡すタイミングについて解説しました。
そして、売却をよりスムーズに進めるために事前に知っておくべきことについてもご紹介しました。
これらの情報を参考に、スムーズで無駄のない任意売却が行えるようにしておきましょう。