場所:備前市
債権者:大手 サービサー
主人は運送業、奥さんは岡山市内に勤務。
近年、主人の仕事が減り、収入もかなり落ち込んだご様子。
競売を申し立てられ、お二人とも初めてのことなので、ひどく冷静さを欠いたご様子であった。
未知のことが突然目の前に出現すると人間だれしも慌てるものである。
まずは混乱したお気持ちを極力平静にしていただくことが私どもの最初の仕事である。
これから何が起きるのかどうやって対処していけ ばよいのか時間をかけて説明し、納得していただければお気持ちも晴れるはず。と、思いきや心配の種はこれだけではなかったのである。
御夫婦を一番悩ませていたのは弁護士さんだっ た。(破産管理人ではなく申立代理人)
問題は主人が相談していた経験の未熟な若い弁護士にあった。
この若い先生、自分が弁護士ということを忘れ検事のように厳しく冷たく御夫婦に尋問するらしい。
生活費のこと、お互いのお金のこと、はては亡くなった主人のお父さまのこと。
これ以上は書けないが耳を疑うようなことを言うらしい。
自分も聞いてびっくりした。そもそも性質が弁護士に向いていないように思われた。
すぐに当社の顧問弁護士を紹介したのは言うまでもない。
今は当社の昔からの家主さんに家屋を買っていただき家賃を払いながら、夫婦仲良く暮らしていただいています。(リースバックと言います。)